李白
李白:ウィキペディアより

白髪(はくはつ)三千丈(さんぜんじょう)
愁(うれひ)に縁(よ)りて 箇(かく)の似(ごと)く長し
知らず明鏡(めいきょう)の裏(うち)
何(いづれ)の処よりか秋霜(しゅうそう)を得たる

これは唐代の詩人・李白の五言絶句「秋浦歌」第十五首の一句です。
「生えた白髪は三千丈の長さになるだろうか。長い月日の憂いが積み重なり、こうなったのだろう。鏡に映った自分を見ていると、一体どこから、このような霜にも見える白髪を得たのだろうか」
というような意味合いで、情景を思い描けば空恐ろしいかぎりです。

東洋医学では髪を「血余」と言いますが、この場合の「血」は血液のみを指すのではなく、「血液が運ぶ栄養」という意味も込められています。

健やかな体の維持のため、血液はまず内臓などの大切な器官に栄養を運びます。

自然、髪の毛の栄養分は後回しということになるでしょう。

そう考えれば、年齢を重ねた人がポツポツ出始めてきた白髪に悩まされるだけでなく、年若くても白髪になる人がいるのも納得です。

黒い髪の毛の中に、数本の白髪があるだけで老けて見られます。

勿論、個人差もありますが、女性は平均して35歳くらいから白髪の出現率が高くなるそう。

数本の白髪をやっきになって抜いたりする人も多いでしょう。

ですが、「白髪になったらもう仕方ない。抜くか、染めるしかない」とあきらめるのは、まだ早いかもしれません。

もしかしたら、「酵素」で白髪改善が可能かもしれません。

ここからは、「酵素」と白髪の関係性と、白髪の改善方法を見ていきましょう。

 

酵素と白髪の関係性~酵素不足は白髪の増加に繋がる?~

白髪の原因はなんでしょう?

現在、「加齢」、「遺伝的要因」、「精神的ストレスや病気」が白髪の3大原因だと考えられています。

「加齢」は、生き物が生きていくうえでの自然な老化現象です。

一口に老化といっても、その人の身体状況により、老化現象の始まりは異なります。

「遺伝的要因」では、白髪になりやすい人となりにくい人が遺伝によって予め決まっているという考え方です。

「精神的ストレスや病気」では、過度のストレスに晒される、栄養状態が悪い、薬の副作用や代謝障害などで白髪が生じます。

ところで、髪の毛の黒い色の正体とは一体なんでしょう?

毛髪の黒い色素は「メラニン色素」とも言われます。

黒褐色と橙赤色の2種類があり、大半の脊椎動物では皮膚の表皮最下層や、毛髪の毛母にある「メラノサイト(色素細胞)」で作られます。

毛髪の色は、毛母で色づけされますので、「メラノサイト(色素細胞)」の働きが鈍ったり、細胞そのものが死んでしまえば白髪になります。

「メラニン色素」の皮膚の表皮への沈着(顔や背中など)は肌にとっては美白の大敵ですが、毛髪にとってはこの色素が非常に重要になってくるわけです。

この「メラニン色素」は、「チロシナーゼ」という「酵素」が生成しています。

年齢と共に「チロシナーゼ」は減少していくので、メラニン色素を生成できなくなり、白髪になるのです。

従って……
「チロシナーゼという『酵素』が不足することで白髪が増える」とも言い換えられます。

勿論、前述したように、様々な要因(栄養不足、遺伝、ストレスや病気等)で白髪は増えるでしょう。

ですが、そのおおもとに「酵素不足」があることは否めません。

 

酵素不足により、活性酸素は増加する

体内に酸素を取り込むかぎり、活性酸素の問題はつきまといます。

活性酸素は非常に不安定な物質であり、強い活性を持ち、体内の鉄と結合すれば「酸化」し、脂質と反応すれば「過酸化脂質」を作り出します。

このため、活性酸素は老化や病気を引き起こす原因と言われています。

但し、体内には活性酸素に対する防御機能が予め備わっています。

抗酸化作用のある「酵素」を出し、酸化に抵抗するのです。

それは、SOD(Superoxide Dismutase)という酵素であり、活性酸素を除去する力を持っています。

ただ、あまりにも活性酸素の勢いが強ければ、酵素の抵抗力は弱まります。

体内の酸化が進み、それにより老化現象が早くなり、白髪が増えていくことでしょう。

我々はストレスや紫外線、喫煙、大気汚染などに常にさらされており、体内の酸化(=サビ)が増長される傾向にあります。

活性酸素を除去するために酵素が大量消費されると、酵素不足はますます加速していきます。

 

酵素には、使われる順番が決まっている

「酵素」は、生物にとっての生命活動維持に欠かせないものです。

大きく分ければ、「摂取した栄養素を分解し、体に吸収しやすくする消化酵素」と、「吸収した栄養素をエネルギーにする代謝酵素」の2種類となります。

「酵素」は、体の重要な器官に優先して使われます。先程の「血余」と同じような解釈です。

生命維持が最優先事項ですので、体が衰えて体内の酵素が不足してくれば、毛髪は後回しになってしまうでしょう。

結果、白髪の発生と増長につながるのです。

 

酵素で白髪を改善しよう~酵素サプリメントを上手に使う~

酵素は食事から補えます。

1日の摂取量であれば、野菜350mg、果物200mgが理想と言われています。

日々、継続して摂り続ければ、体の状態が徐々に良い傾向に変化し始めるとも。

酵素は熱に弱いので、活きた酵素を摂り込むには生野菜や新鮮な果物を食べるのが良さそうです……が、毎食の献立で生野菜や新鮮な果物を食べるには、量が多くて苦労しそうですね。

冷え性の方は、逆に症状が悪くなりかねません。

そこで、加熱処理されてない生の酵素が活きている生酵素サプリを摂るのも良いでしょう。

水さえあればすぐに飲むことができますし、何よりも手軽ですよね。

ドリンクタイプの商品も多く見かけますが、ドリンクは加熱殺菌されたものがほとんどなので、酵素が失活している可能性があります。

加熱により酵素が失われていないものを選ぶようにしましょう。

白髪改善のためには、非必須アミノ酸「チロシン」配合のサプリを飲むと良いでしょう。

「チロシン」は「チロシナーゼ」という酵素により、メラニン色素になるからです。

「チロシン」が増える=メラニン色素の原料が増える、これが白髪改善につながると考えられます。

 

酵素で白髪を減らし、若返りを!

ヘアカラー「チロシン」配合のサプリを飲むことで、体内のメラニン色素の生成を促進すれば、今まで白髪を染めたり、抜いたりするのに専念していた時間を、その他の趣味に回すこともできるかもしれません。

勿論、サプリのみに頼らず、心がけて「チロシン」含有食品を食べることもお勧めです。

「チロシン」は、大豆製品や魚、乳製品などに含まれており、チーズや豆腐が代表格です。

牛乳もお勧めの食品です。

牛乳成分の「カゼイン」というタンパク質の中に、「チロシン」が豊富に含まれているからです。

但し、牛乳を飲んで、ひどくお腹を壊す人は避けた方が無難でしょう。

様々な酵素は、体内の重要部分に優先的に使われます。

なので、目に見えて白髪が改善するまでには時間がかかりそうです。

十分な量の「チロシン」を継続的に摂取する必要があります。

「チロシン」のみならず、ほかの酵素も健康や美容に働きかけますので、美肌維持や代謝アップを目指せます。

結果が出れば嬉しいですよね。

白髪を減らし、外見も内面も若返りたいものです。

 

チロシンの過剰摂取は注意が必要

忘れてならないのが、「チロシン」が増える=メラニン色素の原料が増える、ということです。

これは、「チロシン」の過剰摂取がメラニン色素の原料を増やし過ぎる、ということにつながります。

メラミン色素がオーバーフローすれば、「シミ」や「そばかす」の元になります!

髪は黒々でも、顔や体中は「シミ」や「そばかす」だらけ……という事態は避けたいですよね。

「チロシン」の摂取には、適量を心がけましょう。

こうじ酵素ブラック
NOA

NOA

酵素についての基本的なことから、豆知識までご紹介します。
酵素は生命を維持する上で重要な役割を担っており、酵素が減ると病に侵されるリスクが高くなると同時に、老化にもつながります。
この酵素という栄養素を有効活用することが現代の人々にとって最も重要なことのひとつといえるでしょう。
私の書いた記事を気に入ってくださった方はシェア、ツイートしていただけると幸いです。
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